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Web制作の基礎知識

LPとホームページの違いとは?目的別の使い分けをわかりやすく解説

2026/05/15
更新: 2026/10/19
読了 14分

はじめに

「LPとホームページの違いって何?」——Web制作を検討し始めると、必ずぶつかる疑問です。

制作会社から「LPを作りましょう」と提案されても、ホームページとの違いがあいまいなままだと、本当に必要なのか判断できませんよね。「LPって何?」「うちの商売にLPは必要なの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、LP(ランディングページ)とは何かという基本的な意味から、ホームページとの違い、LPの種類や構成要素、そしてどんな時にLPが必要なのかまでを、専門用語を使わずわかりやすく解説します。読み終えるころには、自社にLPが必要かどうかを自分で判断できるようになります。

LP(ランディングページ)とは

LP(Landing Page/ランディングページ)とは、問い合わせ・申し込み・購入など特定のアクションを促すことに特化した、縦長1枚のWebページのことです。

「ランディング」は「着地」という意味で、広告やSNS、検索結果からユーザーが最初に「着地」するページを指します。つまりLPは、訪れた人を「見込み客」から「行動する人」へと一気に引き上げるための、いわば専用の営業ページなのです。

ちなみにLPには「広義」と「狭義」の2つの意味があります。

  • 広義のLP:ユーザーが最初に着地するページ全般(トップページや記事ページも含む)
  • 狭義のLP:成約を目的に作られた縦長1枚ページ

Web制作の発注時に「LP」と言う場合は、ほぼ**狭義のLP(縦長1枚の成約特化ページ)**を指します。この記事でも、以降は狭義の意味でLPを解説します。

LPの特徴

  • 1ページ完結 — 複数ページに分かれず、1ページで完結する
  • ゴールが明確 — 問い合わせ・申し込み・購入など、1つのアクションに集中する
  • 縦長のデザイン — 上から下へストーリーを展開し、要所にCTA(行動喚起)ボタンを配置する
  • ナビゲーションが少ない — 他ページへの離脱を防ぐため、メニューを最小限にする
  • デザインの自由度が高い — 図やキャッチコピーで感情に訴え、強く印象づける

LPとホームページの違い【比較表】

ここが多くの方がつまずくポイントです。LPとホームページの違いを整理すると、両者は「目的」「構造」「使われ方」がまったく異なることがわかります。

項目LP(ランディングページ)ホームページ
ページ数1ページ完結複数ページ
目的特定のアクション誘導(成約)情報提供・ブランディング
ターゲット広告・SNSからの流入者幅広い訪問者
ナビゲーション最小限(離脱を防ぐ)充実したメニュー
デザイン縦長・インパクト重視整理された構造
主な集客経路Web広告・SNS検索(SEO)・直接アクセス
更新頻度低い(作り込み型)高い(継続運用)
費用の考え方1ページを徹底的に作り込む(ページ単価は高め)ページ数・機能に応じて変動
制作の目安単発・短期で成果を狙う資産として長期運用

言い換えると、**ホームページは「会社の名刺」**であり、**LPは「営業マン」**です。

  • ホームページは、会社の信頼性や全体像を伝える場所。訪問者が自由に情報を探せるよう、複数ページとメニューで構成されています。じっくり比較検討したい人に「安心」を提供します。
  • LPは、広告などで興味を持った人を逃さず、その場で行動してもらう場所。あえて情報を絞り、メニューも減らして、ゴール(問い合わせ・購入)への一本道を作ります。

なぜ「LPとホームページの違い」が混同されやすいのか

そもそも、なぜここまでLPとホームページの違いが分かりにくいのでしょうか。理由は3つあります。1つめは、どちらも「Webページ」であり見た目だけでは区別しづらいこと。2つめは、ホームページの中にも「商品紹介ページ」のような縦長で訴求性の高いページが存在し、LPと境界があいまいになること。3つめは、制作会社によって「LP」という言葉の使い方が微妙に違うことです。だからこそ、発注前に「目的(何をさせたいページか)」で切り分けて考えると、迷いがなくなります。目的がアクション誘導ならLP、情報提供や信頼構築ならホームページ、と覚えておきましょう。

費用面での違い

LPとホームページは、費用の「考え方」も異なります。LPは1ページだからといって安いわけではなく、キャッチコピーや構成、デザインを1ページに凝縮して作り込むぶん、ページ単価はむしろ高くなる傾向があります。一方ホームページは、ページ数や機能(予約システム・ブログ機能など)によって金額が大きく変わります。

具体的にいくらかかるのかという金額感は「LP制作の費用相場と料金内訳【価格帯別に解説】」で詳しくまとめているので、予算を検討中の方はあわせてご覧ください。

どちらか一方ではなく「使い分け」が正解

「LPとホームページ、どちらを作ればいい?」とよく聞かれますが、答えは両方を役割分担させることです。

たとえば、広告で集めたユーザーをLPで成約につなげ、「会社の信頼性をもっと知りたい」と思った人はホームページで詳しく確認してもらう。こうして**入口(LP)と土台(ホームページ)**を組み合わせることで、Web集客全体の効果が最大化します。

どちらを「先に」作るべき?

とはいえ予算には限りがあるため、「先にどちらを作るべきか」で迷う方も多いはずです。実務視点での判断基準はシンプルで、**「今すぐ売りたい商品・サービスが明確にあるか」**です。

  • すでにホームページがあり、広告で集客したい → LPを先に。広告の受け皿ができ、投資対効果を測りやすくなります。
  • ホームページも何もない状態で開業したばかり → まず小規模でもホームページを。取引先や顧客が社名で検索したときの「信頼の受け皿」がないと、LPからの成約も伸びにくいためです。
  • 期間限定のキャンペーンだけ告知したい → LP単体でも成立します。

順番に迷ったら「信頼の土台(ホームページ)→ 攻めの入口(LP)」の順と覚えておくと失敗しません。

LPの種類

ひとくちにLPといっても、目的によっていくつかの種類に分かれます。発注前に「自社が作りたいのはどのタイプか」を知っておくと、制作会社との打ち合わせがスムーズになります。

1. 商品・サービス販売型

その場で商品購入や有料サービスの申し込みを完結させるタイプです。価格・特典・お客様の声などを盛り込み、購入ボタンへ誘導します。ECや単品通販、オンライン講座などでよく使われます。

2. リード獲得型(問い合わせ・資料請求)

すぐに購入には至らない高単価サービス向けに、まずは問い合わせ・見積もり依頼・資料請求を獲得するタイプです。Web制作、リフォーム、士業、BtoBサービスなどに多く、フォーム入力をゴールに設計します。

3. キャンペーン・イベント型

期間限定セール、セミナー、無料相談会など、特定の機会への申し込みを集めるタイプです。開催日時や締め切りを明確にし、「今申し込む理由」を強調します。

LPの構成要素

成果の出るLPには、定番の「型」があります。大きく分けると3つのパートで構成されます。

パート役割主な要素
ファーストビュー一瞬で興味を引き、離脱を防ぐキャッチコピー/メインビジュアル/最初のCTA
ボディ(本文)信頼を積み上げ、納得してもらう悩みへの共感/ベネフィット/実績・お客様の声/よくある質問
クロージング背中を押して行動させる限定性・特典/最後のCTA/問い合わせフォーム

特に重要なのがファーストビューです。ユーザーはページを開いて数秒で「読むか離れるか」を判断するため、ここで「自分に関係がある」と感じてもらえなければ、その先は読まれません。LP制作では、このファーストビューにもっとも時間と工夫をかけます。

LPのメリットとデメリット

発注前に、良い面と注意点の両方を知っておきましょう。

メリット

  • 1つのゴールに集中するため、成約率(CVR)が高まりやすい
  • メニューや他ページがなく、離脱されにくい
  • 広告と相性がよく、効果測定・改善がしやすい

デメリット

  • 1ページに情報を詰め込むため、制作の作り込みコストがかかる
  • 検索(SEO)からの自然流入は得にくく、集客には広告費が前提になりやすい
  • 内容が古くなると効果が落ちるため、定期的な見直しが必要

LPは「作って終わり」ではなく、広告とセットで運用してこそ力を発揮する点が、ホームページとの大きな違いです。

どんな時にLPが必要?

以下のようなケースでは、LPの制作を検討すると良いでしょう。

ケース1: Web広告を出す予定がある

Google広告やSNS広告を出す場合、広告のクリック先をホームページのトップページにすると、情報が多すぎて「どこを見ればいいかわからない」と離脱されがちです。広告の受け皿としてLPを用意することで、メッセージが一致し、成約率が大幅に上がります。

ケース2: キャンペーンやイベントを告知したい

期間限定キャンペーンやセミナー・イベントの告知には、専用のLPを作ることで情報が整理され、申し込みにつながりやすくなります。終了後はページを閉じればよいため、ホームページを乱さずに運用できます。

ケース3: 特定のサービスを強く訴求したい

複数のサービスを展開している場合、特に力を入れたいサービスだけに絞ったLPを作ることで、訴求力が高まります。ホームページの1ページとして埋もれさせず、そのサービスの魅力を集中的に伝えられます。

【具体例】LPとホームページを使い分けたケース

言葉だけではイメージしにくいので、身近なシナリオで考えてみましょう。

たとえば、地方でリフォーム業を営むA社が「浴室リフォームの春キャンペーン」を打ち出すとします。このとき、Google広告のリンク先を会社のホームページのトップページにしてしまうと、訪問者は「会社概要」「施工実績」「採用情報」などたくさんのメニューの中から、自力でキャンペーン情報を探さなければなりません。多くの人はその途中で離脱してしまいます。

そこでA社は、**「浴室リフォーム春キャンペーン専用のLP」**を用意しました。ページを開くとすぐに「今なら工事費20%オフ・3月末まで」というキャッチコピーとビフォーアフター写真が目に入り、下にスクロールすると料金・お客様の声・よくある質問、そして最後に見積もりフォームが一本道で並んでいます。メニューは最小限で、ユーザーは迷わず申し込みにたどり着けます。

一方で、「A社ってどんな会社だろう?信頼できる?」と気になった慎重な人は、LPからホームページへ移動し、施工実績や会社の歴史をじっくり確認して安心します。

このように、行動を促す入口はLP、信頼を裏づける土台はホームページと役割を分けることで、広告費のムダを抑えつつ成約率を高められます。LPとホームページの違いを理解して使い分けることこそ、Web集客で成果を出す第一歩です。

成果が出るLPと、出ないLPの違い

実務でLP制作に関わってきた立場から見ると、成果の出るLPには共通点があります。逆に、ここを外すと「作ったのに反応がない」LPになりがちです。

  • ターゲットを1人に絞れている — 「みんなに向けた言葉」は誰にも刺さりません。誰の、どんな悩みを解決するかを明確にしたLPほど成約します。
  • 広告のメッセージとLPの内容が一致している — 広告で言っていることとLPの内容がズレると、ユーザーは「思っていたのと違う」と離脱します。
  • CTA(行動ボタン)が分かりやすい — 「何をすればいいか」が一目でわかり、フォームの入力項目が少ないLPは成約率が高い傾向にあります。
  • 公開後に改善している — アクセス解析で離脱箇所を見つけ、キャッチコピーやボタンを修正する。成果の出るLPは、運用しながら育てているのです。

もし「自分ならどうするか」を一言で言うなら、最初から完璧を狙わず、小さく公開してデータを見ながら直すこと。これが遠回りなようで一番の近道です。

こうしたターゲット設計から公開後の改善までを含めて任せたい方は、LP制作サービスの内容と料金プランで制作の流れを紹介しているので、依頼時のイメージづくりにお役立てください。

よくある質問(FAQ)

Web制作の発注前によく寄せられる質問をまとめました。

Q. LPだけあればホームページは要りませんか?

短期の広告キャンペーンだけならLP単体でも成立します。ただし、初めての取引先ほど「この会社は信頼できるか」を確認したがるため、会社の全体像を示すホームページがあると成約率は上がります。長く事業を続けるなら、両方をそろえるのが理想です。

Q. ホームページの中の1ページをLPとして使えますか?

技術的には可能ですが、おすすめしません。ホームページの1ページにはメニューやヘッダーが付いており、離脱の出口が多いためです。広告の受け皿にするなら、ナビゲーションを外した専用LPを別に用意したほうが成約率は上がります。

Q. LPは検索(SEO)で上位表示されますか?

LPは1ページ完結・広告流入前提の作りが多く、SEOでの自然流入は得意ではありません。検索から継続的に集客したい情報は、ホームページやブログ記事で扱うのが向いています。LPは広告やSNSと組み合わせるのが基本です。

Q. LP制作にはいくらかかりますか?

内容やデザインの作り込み度合いによって幅があります。詳しい金額の目安は「LP制作の費用相場(料金の内訳と価格帯別の目安)」にまとめており、テンプレート活用からオリジナルデザインまで、価格帯ごとの違いも確認できます。

Q. 結局、LPとホームページの違いを一言で言うと?

**LPは特定の行動を促す1ページの「営業マン」、ホームページは会社全体を伝える複数ページの「名刺」**です。目的が違うため、優劣ではなく用途で使い分けます。

まとめ

LP(ランディングページ)は、特定のアクションを促すことに特化した縦長1枚のWebページです。

ホームページとは目的が異なり、どちらか一方ではなく両方を役割分担させて使うのが効果的です。

  • ホームページ → 会社情報・ブランディング・信頼構築(会社の名刺)
  • LP → 特定サービスの訴求・広告の受け皿・キャンペーン告知(営業マン)

目的に合わせて使い分けることで、Web集客の効果を最大化できます。まずは「広告を出すならLP、会社全体を伝えるならホームページ」と覚えておけば、発注時の判断に迷いません。

LP制作をプロに依頼することを検討中の方は、LP制作サービスの詳細で制作の流れとプランをご覧いただけます。あわせて、ホームページからの問い合わせを増やしたい方は「ホームページの問い合わせを増やす方法7選」、制作会社選びで失敗したくない方は「失敗しないWeb制作会社の選び方」もご覧ください。

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Webエンジニア

インフラ〜アプリまで一気通貫で対応するWebエンジニア。 LP制作・Webサイト構築・Webアプリ開発を承っています。

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